乳腺炎ってつらいですよね。
おっぱいのある腺がつまって、パンパンに腫れて、
熱もって、痛くて、岩みたいにカチカチになる場合も。
母乳って、何が元となってできているか知ってますか?
簡単に言うと、
ママの血液から血球細胞が取り除かれて、
できたものです。
血球細胞についての説明はこちら→(赤血球のお話)
血液は、ママが食べたものや飲んだものからできてるわけですから、
ママの栄養状態は、 おっぱいに直結します。
そして、おっぱいの味にも影響してるんです。
さて今日は、おっぱいを詰まらせないために、母乳育児をしているママさんへ
ちょっとしたアドバイスを書いてみたいと思います。
あなたは、お肉や脂っこいもの、甘いもの、お菓子、フライものってお好きですか?
ケーキ やクッキー、チョコレート
アイスクリームに
ポテトチップス、
天ぷらやフライ、
豚カツや焼肉、唐揚げ
カレーライスにハンバーグ、
旦那さんや小さい子どもたちも大好きなメニューだったら
自然と口にする機会は増えますよね。
そんなあなたに知っておいてほしいことがあります。
【動物の脂(あぶら)は、人の身体の中では固まりやすい。】
ってことを。
牛の平均体温は、38.5度
豚の平均体温は、39度
鶏の平均体温は、42度
人の平均体温は、36度
だいたいの動物は、人よりも体温が高いです。
(農林水産省HPより抜粋)
これはどういうことかと言うと
動物の脂が人の身体に入ると、
人の身体の中の方が
温度が低いため、
脂が固まりになりやすい。
ってことです。
お肉を食べるとその脂肪は、
人の体内では固まりやすい
例えば’バター’
あっためたら溶けて、
冷えたら固まるでしょ?
あれが、体内でも起こる。
なので、おっぱいが出にくい方や、
固くなってるところがある方、
出にくい側や、出にくい腺がある方は、
特に要注意。
ケーキや、クッキー、生クリーム、
スナック菓子、トンカツ、焼肉、
上げていけばキリがないですけど、
ちょっと最近このあたりが固いな?
という方は、、本格的に詰まる前に
脂肪分を控えておっぱいがつまらないような食生活を心がけてみられては?
と思います。
詰まっちゃったら、熱は出るわ、
おっぱいが熱持つわ、痛いわ、詰まるわ、
おっぱいがパンパンになって、岩みたいに硬くなるわ、でたいへんですからね?。
あ、そうそう、
おっぱいって、毎日味が違うの知ってますか?
ママが食べたもので母乳の味も変わるんですよ。
私の経験をお話しましょうか。
娘が、まだ赤ちゃんだったころ。
その当時は、私はすでにマッサージ師の資格を取っていました。
学校を卒業してすぐにママになったため、
妊娠中も産後もずっと、変化に富む自分の身体は
それはもう興味と研究の対象でした。
おっぱいもときどき自分で味見してました。
日によって黄色っぽかったり、へんな味がしたり、サラサラだったり、ドロッとしてたり。
そのころは、あんまり深くも考えずに
ただただ好奇心で味見してたわけですが、
ある日、自分の食べたものでおっぱいが変化するんだってこと、強烈に意識することになりました。
風邪による胃腸炎になって、
食事ができない日が3日くらい続いたんです。
熱もまぁまぁあって、とても娘のお世話ができる状態じゃなかったので、
実家に娘を預けて、ひたすら自宅で寝込んでました。
ごはんも買いに出たり、作ったりできるような状態じゃなかったので、
水分補給だけしてやり過ごすことに。
でも、授乳期真っ盛りだったので、
娘に吸ってもらえないおっぱいは、夜にはカチコチに岩のように張ってしまって、
あまりの痛みに泣きながら必死で搾乳したのを覚えてます。
慣れない搾乳で、首や肩は痛いし、
手は疲れるし、身体はしんどいしで
ヘロヘロになったなぁ。
あのあとの母乳再開のときの気持ちよさと楽さ加減と言ったら…
ハッ!!
話を戻します!
胃腸の調子も落ち着いてきて、
絶食後だったから、まずはおかゆから…
とスタートしたわけですが、
そのあとのおっぱいの味が違ったんです。
色も白くてサラサラしてて、
舐めてみると
なんと甘くて美味しいおっぱい…
そのときに、強烈に体感しました。
いつも出が悪くて、絞ると黄色っぽい母乳が出ていたあの腺。
あれは、詰まりかけだったり、
脂肪分が多くて炎症気味の美味しくない母乳になっていたんだ!ってことを。
そりゃそうですよね。
出が悪いところは滞っておっぱいも古くなるし、脂が酸化してしまいますもんね。
それからは、よく食べていた甘いお菓子や、
揚げ物、油っこい料理も控えめにして、
おっぱいの質を気にかけるようになったという私の経験談でした。
あなたもぜひ、おっぱいの味見、習慣にしてみてくださいね。
そして、授乳中は、脂っこいもの、
控えてみてくださいませ。
お試しアレ!!!
それから、
これから夏にかけて、
ママも赤ちゃんも汗をたくさんかくので、
脱水になりやすいです。
脱水になれば
よけいにおっぱいも水分が少なくなるので、
早め早めに水分補給をしておいてください。
快適な母乳育児のお役に立てば幸いです。